借金整理すると旅行や引っ越しが自由にできないの?

債務整理中の旅行が絶対に禁止というわけではない

ごめんね金夫くん……旅行できない金夫くんを置いて旅行に行くなんて……。
でも私は借金してないし、そこそこ稼いでいますから……ちょっとハワイまでぐらい……。

旅行って楽しいですよね。引越しを頻繁するという人は珍しいかもしれませんが、旅行が趣味でしょっちゅう行っているという人は結構いるでしょう。

しかし、債務整理の中でも「自己破産」で、「管財事件」という手段を取ると、こうした行為が制限されてしまいます。
旅行の全てがダメという訳ではなく、手続きを踏めは大丈夫な場合もあるので、詳しくは担当してもらう弁護士に聞いてみてください。

あまり知られていませんが、自己破産には「同時廃止」と「管財事件」という2つの手段があり、それぞれ整理の仕方が異なってきます。
これは自分で選んで決められるものではなく、破産をする人の持っている資産によって決定されます。
この【資産】の基準は「20万円を超えるかどうか」ということが第一のポイントです。

20万円を超えない資産は「自由財産」として、破産しても持つことができるんです。
20万円を超えても、99万円までなら「自由財産拡張」の申立ができます。
もしこの申立が認められれば、その資産も自由財産として持ち続けることができます。
それ以上の値段のものは自由財産をすることができず、それらは債務の返済に充てることとなります。

資産隠蔽防止のために、旅行や引越しが制限される管財事件

よく、「自己破産をすると財産を持って行かれてしまう」という話を聞きますよね?
これは管財事件の話で、価値のある資産は車や家だけでなく、一定の金額を超える保険なども持って行かれてしまいます。
もちろん、高級な腕時計や宝石だって資産のうちに入るんですよ。

こうした財産を隠したり、それを持って逃亡されることを防ぐために、管財事件を選択された人は旅行や引越しといった行動が制限されてしまうのです。
それだけでなく、通信も限定されます。
破産した人宛に届いた郵便物は、破産管財人と呼ばれる人が先に開封してからでないと見ることができないのです。
結構がんじがらめですね。

だけど、ここまで話したのはあくまで「管財事件」が採用された場合の話です。
それ以外の債務整理にした場合は、特に制限なく自由に……

そういえば、金夫くんの債務整理って管財事件じゃなかったわよね……。
確か任意整理レベルだったから、行動に制限はなかったはずなんだけど……無駄に引き止めちゃったわね……。
かわいそうなことしちゃったかしら……?

ま、まぁ、これから計画的返済をしていく身として節約するという意味では、こういう制限を自らかけることも必要かもしれませんね!

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